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執筆者の写真globe-architects

軽井沢の家⑥概算見積


<軽井沢の家>4月末に基本設計がほぼ完了してからの仕切り直し。。苦しみながらも数回プランを練り直しようやくプランがまとまりました〜! 結果的に延べ床面積が微増。しかしこの微差(約1坪増)によってプランが劇的に変わりこれがプランの妙ですね〜設計の面白いところです。魅力的になり気持ちもワクワクしてきました。うん、これは間違いないと確信。自己満足に聞こえそうですが、設計者自身が楽しめないプランは、お施主様も絶対に納得されないはず、、、結構大切な尺度だと思います。

そして一気に、まとめ作業へ。

全体工程の関係で、いつまでものんびりできないのです〜。軽井沢の冬はすぐにやってきてしまいますからね。

概算とはいえ、実施に入り一からやり直しになる見積では意味がありません。構造材や仕様(建物性能に関わります)、外部建具(窓)や内部の各所のマテリアルも選んでいきます。

建築家の方で、内装や家具はあとからなんとでもなる。

と、おっしゃる方もいるようです。でも、実際の暮らしのなかでのインテリアデザインは住まい手にとっては結構重要な要素です。なんといっても家の中で過ごす時間は一番長いのですからね〜。色合いなどは後からでも良いのですが、窓周りの納まり(カーテンやブラインド)や、収納と間接照明の納まり、造作棚などもこの段階でもしっかり検討しておきたいですね。

この納まりによって構造設計にも大いに影響を及ぼしますし、作り方が変われば予算に影響することもあります。何より、あとからこれは出来ないと内装デザインに制限がかかってしまうことは、住まい手さんの使い勝手に制限を与えかねないからです。 そういう訳で、建築の基本設計図面のほかに、造作や家具の簡単なスケッチを添付して概算見積の発注を完了しました。 私にとって、一からの住宅建築設計の初めての概算見積。 決められた予算がありますが、面積微増とお施主さまの要望をかなり詰め込んだプランになっていて、予算オーバーは必至です。 VE(Value Engineering)の際の方策も考えつつ、見積があがるのを待ちたいと思います。

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