先日の軽井沢南ヶ丘パッシブハウス(竣工からまもなく6年)樹木に埋もれて良い感じ^^
軽井沢南ヶ丘パッシブハウス・森のカフェ🌿に来てくださった皆様
パッシブハウスにご興味を持ってくださった皆様
こんにちは。GLOBE ARCHITECTSの菊地宏子です。
ここ軽井沢では、5月に入り木々の穂先がぷっくりし始めると瞬く間に新緑が芽吹きはじめました。5月は晴天の爽やかな日が数日、その後にしっかり雨、そんなリズムを繰り返す度、新緑が進み冬枯れの景色から一変、一年で最も美しいシーズンが始まりました。5月の中旬から6月いっぱいは新緑の葉が薄い黄緑色で、庭が一気に明るく華やぎます。この時期は比較的道路も空いていてゆったりしていますので、個人的には一番オススメの時期。ぜひリフレッシュしに軽井沢へお越しくださいね~。
さて今月も、現場進行中の「楓の家パッシブハウス」(認定申請予定)の現場レポートをお届けします。今回の現場レポートは、パッシブハウス恒例(?!)の「気密測定」の様子です。
2024年5月のレター🌿ぜひ最後までお付き合いください。
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◆【軽井沢南ヶ丘パッシブハウス】レター5月号CONTENTS◆
🌿今月の現場レポート~~「楓の家パッシブハウス」(認定取得予定)気密測定~~
🌿森のカフェのひょっこりはん「森のカフェ5周年記念手拭い完成!!」🌿
🌿森のカフェ 軽井沢南ヶ丘🌿営業案内
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🌿今月の現場レポート~~「楓の家パッシブハウス」(認定取得予定)気密測定~~
楓の家では順調に工事が進み今日は気密測定(工事中間時)の日です。
青空と浅間山が一段と美しく穏やかな気候は測定日和ですね^^
この数日前 気密測定前に現場の気密施工の様子を確認にいきました。
レター🌿をお読みの皆さんにはすっかりお馴染みのこの光景!(笑)
ですが念の為にご説明をしていきます。
白いシートが透湿気密シート(INTELLO)です。うっすらピンクに透けているのはGW(グラスウール)断熱材(いわゆる充填断熱)です。このシートを室内にぐるりと隙間なく張り巡らせています。屋根裏周り、屋根裏と壁面の繋ぎ目、桁と梁の接合部分、梁と柱の接合部分など隙間が出来やすい部分を中心に点検、点検、写真で記録もしていきます。今回は、パッシブハウスは初めての大工さんでしたので、少し用心していましたが何の問題もなくしっかりと気密施工が行われていました。
GLOBEの現場でいつもお世話になっている工務店:古澤建築さん。
古澤社長は長年にわたり高気密・高断熱に取り組んできている方ですので、その思想と技術がしっかり大工さんにも伝承されているのでどの大工さんでもしっかりと精度の高い施工ができるのが大変ありがたいです。
続いて外周りです。
基本的に室内側で気密を取るとはいえ、外部に張り込む透湿防水シートも隙間なくしっかりと張り込みをしておきます。シートは外壁用のウルトです。気密性能は大事ですが、同じくらい大事なのが防水処理です。
上の写真は換気装置のダクト開口部分です。(中間時は器具がないため塞ぎます)パッシブハウスでは外部に貫通する部分はとても限られます。換気装置のダクト開口は2箇所のみ(OA給気用/EA排気用)です。(他、電気用の配管・設備配管もありますが最小限にしています)防水シートとの接続部分もしっかり補強しています。この施工は換気の施工を行う会社さんの担当。こうして一つ一つの施工を丁寧に確実に行うことでパッシブハウスが実現していきます。
そして準備が終わるといよいよ測定が始まります。
水色のシャツの方が測定士の千葉さん。いつもありがとうございます。
測定中は古澤社長はじめ、担当の宮崎大工さん、サポートの大工さん達も見守ります。自分達の施工した住宅がどのような性能であるかとても気になっている様子でした。
1回目の測定(減圧法)が終了しました。
#パッシブハウス認定取得 に必要な数値 50Pa(パスカル)の加圧時の漏気回数0.6回以下ですが、0.38回とあっさりクリア。ただこれまでの現場での数値をより上回ることを目標にしていますので、隙間を埋めるべく皆で一斉に隙間探しを始めます。
見つけては補強、測定しなおしを繰り返します。合計4回の測定で減圧法は終了。
続いて測定(加圧法)の準備です。
加圧法は気密の是正を行わずこのまま測定をしてもらいます。
使用する木製窓( #スマートウイン )が内開きの関係で、通常 減圧法のほうが数値が悪くなります。(減圧法:室内の空気圧を下げる=空気を抜くと扉が引っ張られることにより隙間がほんの僅かにあきます。)このため、不利になりやすい減圧法の測定時に気密処理の是正を行うことにしています。
後日、正式な測定結果が届きました。
減圧法(一部抜粋)
50Pa(パスカル)の加圧時の漏気回数0.33回 C値(相当隙間面積)0.09cm2/m2
加圧法(一部抜粋)
50Pa(パスカル)の加圧時の漏気回数0.30回 C値(相当隙間面積)0.10cm2/m2
どちらも 0.6回>0.33回,0.30回 で 無事にクリア
設計想定より漏気回数が大幅に下回ることで、建物の性能はUPしました。
古澤社長、宮崎大工さん、まずはお疲れ様でした!!
今後は、完成時の気密測定に向けて施工を進めながら問題点をさらに修正していきたいと思います。
つづく・・・
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▼パッシブハウスを建設希望の方の設計ご依頼について
パッシブハウスを建設予定の方で設計のご依頼やご相談などございましたらHPよりどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
のコンタクトページからメッセージにて必要事項をご記入の上送信してください。数日内にお返事をいたします。
設計の着手については2024年冬以降から可能です。弊社のパッシブハウスは、温熱環境設計・構造設計・意匠設計をトータルでしっかり行うため、着手後は設計期間(約6~8ヶ月)+申請期間+施工期間(約8ヶ月)ほどかかりますこと予めご了承くださいませ。
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🌿森のカフェ🍃のひょっこりはん🌿
森のカフェ・マスターのタカです。
森のカフェ開店5周年記念オリジナルデザイン手ぬぐいが出来ました!
森のカフェは2024年4月に開店5周年を迎えることができました!と、先月ご報告させていただきました。5周年の日に間に合わないけれど記念の手ぬぐいを製作中です!とも、お知らせいたしました。
そして5周年記念日からおおよそ2ヶ月遅れとはなりましたものの(汗)、素晴らしい手ぬぐいが完成いたしました!!!!
デザインをご覧くださいませ。
森のカフェのロゴマーク、ショップカードをデザインしていただいたボタニカの水崎真奈美さんのデザインです。水崎さんは本の装丁家としても活躍されています。
水崎さん自ら、森のカフェで採集した葉っぱをモチーフにして、自然との普遍的な融合を表現していただいています。そして森のカフェのアイドル、ニホンリスのりっぴーちゃんもさり気なく参加しています。色は5年経った森のカフェの外壁に合わせたそうです。森のカフェの歩みを感じますね。
手ぬぐいの品質や染め方法にも拘りました。良いものを長くお使いいただきたいと考えて製作会社さんにお願いをいたしました。洗うたびに柔らかくなって使いやすくなるそうです。
日本手ぬぐいは用途もいろいろ。手ぬぐいとしてお使いいただく他に、スカーフのように首に巻いたり、髪を留めたり、バックなどに巻いてもおしゃれです。最近ではアウトドアでも大活躍しているようです。汗拭きのほか、防寒、防風にも使えて、何より軽くてすぐ乾くのがアウトドアに良いそうです。
6月から1,800円(税込)で販売をいたします。森のカフェにお越しの際はどうぞお手に取って感触を確かめてくださいませ。ぜひぜひお待ちしています。
森のカフェ5周年記念オリジナルデザインの手拭い(りっぴーもいるよ♡)
▷▷▷森のカフェ🌿オリジナルブレンド珈琲豆販売◁◁◁
オリジナル珈琲が人気です!!
ギフトや自宅でのカフェタイムにいかがでしょうか。
140g入り袋 1000円(税込)送料は+500円(1~3個まで)
3袋入りギフトボックス 3,150円(税込)送料は+800円
(北海道、四国、中国、九州、沖縄は別料金となります。)
ホームページから注文できるようになりました!ぜひご利用ください^^
森のカフェ🌿Tel.0267-46-8784
🌿森のカフェ 軽井沢南ヶ丘🌿営業案内
今後の営業日など詳しい情報は、下記のHPおよびFacebookページをご覧くださいませ。
↓ ↓ ↓
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5周年記念オリジナルデザイン手拭いのデザイナー水崎真奈美さんとお庭で
手拭いの完成に合わせ森のカフェに来てくださったデザイナーの水崎さん。ご多忙なおり東京からお越しくださいました!ひょっこりはんでの説明の通り、手拭いの地柄は森のカフェとその周辺で採取した葉っぱたちがモチーフになっています。大きさ・バランス・色味・りっぴーを入れて!など細かい希望をお伝えし、それをこのように素敵に具現化してくださいました。本当に素敵すぎる~~!!この手拭いはショールのように首に巻いて寒さ対策で使ったり、男性であればチーフがわりに首に巻くとおしゃれです。ヘアバンドのように髪に巻いてもシックに決まります。薄くて洗ってもすぐ乾いてくれる日本手拭いは本当に便利です。ライフスタイルも含め素敵な水崎さんとは、かれこれ30年ほどのおつきあいになります。(あの頃は若かった~!)今回も素敵なデザインをしていただきありがとうございました!
5周年の記念で何か皆さんに喜んで頂きたくて製作した手拭い。
数量限定にはなりますが6月より販売開始をいたします。気になる方はぜひ森のカフェまでご連絡くださいませ~^^
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さて今月もレターにお付き合いくださいまして誠にありがとうございます。
来月またここでお会いしましょう!
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菊地宏子
GLOBE ARCHITECTS|有限会社グローブ
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