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  • 執筆者の写真globe-architects

2022年8月【軽井沢南ヶ丘パッシブハウス】レター🌿


軽井沢南ヶ丘パッシブハウスからの眺め(2022年8月撮影)


軽井沢南ヶ丘パッシブハウス・森のカフェ🌿に来てくださった皆様 パッシブハウスにご興味を持ってくださった皆様 こんにちは。GLOBE ARCHITECTSの菊地宏子です。 暑かった夏も終わりに近づき、もうすぐ爽やかで美しい紅葉シーズンがやってきますね。 軽井沢ではすでに朝晩の気温が下がり始め一部の葉の色が変わり始めていますよ〜。 さて、今月のエッセイは~~今年の夏の軽井沢の過ごし方(振り返り)〜〜をお送りします。 パッシブハウスは建物性能が極めて高い建物ですが暮らし方もとても大切です。少しでもご参考になれば幸いです。 2022年8月のレター🌿ぜひ最後までお付き合いください。 (月をまたいでのレターとなってしまい申し訳ありません。) *** ◆【軽井沢南ヶ丘パッシブハウス】レター8月号CONTENTS 🌿今月のエッセイ~~今年の夏の軽井沢の過ごし方(振り返り)〜〜 🌿森のカフェ🍃のひょっこりはん🌿 🌿森のカフェ 軽井沢南ヶ丘🌿営業案内

*** 🌿今月のエッセイ~~今年の夏の軽井沢の過ごし方(振り返り)〜〜 今年の夏の軽井沢の挨拶は「今日も暑いですね〜!」です。 そうです、、本当に毎日毎日暑かった今年の軽井沢。 東京にお住まいのお客様からは、それでも東京に比べればまだ涼しいですよ。と言っていただくのですが、軽井沢は外部の湿度は常時80%〜100%もあるためなおのこと蒸し暑く感じてしまうのかなと思います。その上ここ南ヶ丘では通常の住宅と異なり、森のカフェの営業の関係でお菓子作りでオーブンは毎日2台フル稼働しますしopen時にはお客様が来店の度に室内に熱を持ち込んでしまう(内部発熱が多い状況な)訳です。 これまで冷房装置のなかった森のカフェでは、外部気温が高くどうしても室温を下げたいお盆時期の1週間〜10日くらいだけ窓あけを実施していました。1日の中で一番気温の低い朝5時から窓あけ→営業中には閉めるというパターンです。こうすることで朝のひんやりした空気(18〜20℃)を自然のエアコンとして活用していたのです。ただ窓あけのリスクである湿気の室内への取り込みを許容していますので、温度を取るか湿度を取るかをこの時期は考えながらなんとか上手に凌いでこれました。 しかしこの夏は状況が違います!(これからの夏も?) 今年はこのパターン(夏の一番暑い時期の窓あけオペレーション)が6月の後半から始まることになりました。先ほども書きましたが、温度を取るか湿度を取るかという状況で、パッシブハウスで定義する快適温度25℃をキープするよう窓あけを実施。 実はこの夏もお客様から暑い!というクレームは一回もなく一安心だったのですが、キッチンにいる私たちがとにかく暑い!!この時期は朝食のプレートやハンドドリップコーヒーのご注文が多くなり、その都度バルミューダのトースターと電気ポットの使用をするとたちまちキッチンは温度上昇します。そのような事情で、6月後半から8月後半まで毎日窓あけを実施。案の定、湿度が上がり常時60%後半〜75%になってしまいました。 以前もここで書いたように、温度と湿度が高くなるとカビのリスクが高まります。どうしよう〜!!そこで活躍したのが扇風機です。パッシブハウスはしっかりとした換気計画がなされてはいますがコロナ禍でもありなるべく空気を動かせるように元々小さな扇風機をカフェには二箇所用意していました。この小さな扇風機を他の部屋にも置き、空気をなるべく動かすこと。特に浴室など湿度の高くなりやすい場所は換気扇を回すなどして空気を動かすようにしてみました。 おかげで、なんとかカビの発生を抑えて(危ない時もありましたが。。)この夏を乗り切ることができましたが、毎日毎日ハラハラして過ごしていましたし、やっぱり湿度が高いのでベタベタした感じがあり心地よく感じられませんでした。 そのようなこともあり今年ついに森のカフェにもエアコンを設置しました! 前置きが長くなりましたが、今年の夏の結論が出ました。(笑)(エアコンについて詳しくは最後に書きました。) 実は私がこれまで軽井沢で設計している住宅には全てエアコンを設置しています。理由は、、

①エアコン一台で家全体の暖房・冷房・除湿を賄うことができるから。 ②薪ストーブなどで暖房を行い、冷房・除湿はエアコンで行うから。です。 森のカフェでは、自邸ということもあり実験的な試みをいくつか試しています。その一つが、夏に冷房がなくても過ごせるかどうか。でした。 多分、通常の住宅としての使用であれば軽井沢のパッシブハウスで冷房はマストではないかも知れません。先日お引き渡しした森のパッシブハウスのお施主様とお話していても、エアコンはつけなくても十分涼しいとのお話でした。しかし建物のことを考えた場合、湿度が高くなることでカビのリスクが高まりますし、快適に過ごすには夏の湿度を60%以下にしていただく方がベストです。それにはエアコンは欠かせないと考えています。 さて、すっかり涼しくなったこの頃の軽井沢。 実はすでに冷房は全く使用していませんが、最近は「ランドリー機能」なるものを活用しています。軽井沢はまだまだ湿度は高いのでお洗濯物の部屋干しはなかなか乾きませんが(外部ももちろん乾きません!)この機能を使うとすぐに乾いてくれますのでとても重宝しています。エアコンを購入するのは、自宅マンションのエアコン以来17年ぶりですが、色々と進化しているのですね〜!

*** ▼パッシブハウスを建設希望の方の設計ご依頼について パッシブハウスを建設予定の方で設計のご依頼やご相談などございましたらどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。 https://www.globe-architects.com のコンタクトページからメッセージにて必要事項をご記入の上送信してください。数日内にお返事をいたします。 なお、設計のご依頼につきましてはお時間に余裕を持ってのご相談をお願いいたします。設計の着手については、今のところ早くても翌年2023年春以降からとなります。また弊社のパッシブハウスは、温熱環境設計・構造設計・意匠設計をトータルでしっかり行うため着手後、設計期間(約6〜8ヶ月)+申請期間+施工期間(約6~8ヶ月)ほどかかりますこと何卒ご了承くださいませ。 *** 🌿森のカフェ🍃のひょっこりはん🌿 森のカフェ・マスターのタカです。 前回7月中旬のコラムで、6月末に4日連続の30度越えのお話をしてエアコン設置の決断をしたことをお伝えしましたが、やはり8月はとても暑くなりました。8月は最高気温30度超えが4日間。晴れのカラッとした日はあまりなくて、朝晩雨になったり湿度の高い日が続きました。 夏休みでもあり、森のカフェには連日多くのお客さまにお越しいただきました。小さな扇風機を1台増やしましたが、店内が満席になるとやはり室内温度が上がり快適ではないなぁと気になります。連日スィーツはほぼ売り切れとなり、毎晩オーブンを2台数時間稼働させましたので、この熱も室内にこもりがちでマスターは連日ヒヤヒヤでした。 そして待望のエアコンさんが8月25日に来てくれました!! 暑さのピークには間に合わなかったものの、安心してケーキも焼けたし何よりお客さまに湿気の少ない環境でくつろいでいただけたので、マスターはホッとしております。 エアコンが必要だと感じるのは年間で見るとそう無いかもしれませんが、これからはせっかくの設備なので上手に使っていけるように工夫してみます。これから温暖化がますます顕著になり、エネルギー消費も増加していくことでしょうから、省エネルギーの暮らし方をしていきたいと思います。 森のカフェではプルーンを使ったタルトが大人気。 プルーンは東京にいた頃は店頭でほとんど見かけないフルーツだったのですが、軽井沢ではポピュラーで今が旬の真っ最中です。ドライフルーツやミキプルーンのようにせず、フレッシュな状態でとっても美味しくいただけます。タルトにして熱を入れると、これまた美味しい!そして栄養も豊富だそうです。これからさまざまな品種が次々店頭に並ぶので楽しみです。どうぞ長野にお越しの際は、プルーンを手に取ってくださいね。 森のカフェでは、感染症対策に配慮したオペレーションをしてまいります。どうかお近くにお越しの際はお立ち寄りくださいませ。お待ちしています。 ▷▷▷森のカフェ🌿オリジナルブレンド珈琲豆販売◁◁◁ オリジナル珈琲が人気です!! お中元やご友人へのギフト、自宅でのカフェタイムにいかがでしょうか。 140g入り袋 950円(税込) 3袋入りギフトボックス 3,000円(税込) 送料は800円(北海道、四国、中国、九州、沖縄は別料金となります。) 森のカフェ マスター宛にメール、インスタDM、お電話でご連絡くださいませ。 お待ちしています。 taka-k@eos.ocn.ne.jp https://www.instagram.com/morinocafe_karuizawa 森のカフェ🌿Tel.0267-46-8784 🌿森のカフェ 軽井沢南ヶ丘🌿営業案内  今後の営業日など詳しい情報は、下記のHPおよびFacebookページをご覧くださいませ。 https://www.karuizawacafe.com https://www.facebook.com/morinocafe.karuizawa/?ref=bookmarks

今が旬の生プルーンをたっぷり詰め込んだタルト。 この時期大人気のスイーツです。9月頃までのご提供です♫ ***

先日 軽井沢南ヶ丘パッシブハウスに設置されたエアコン

コンセントはエアコン裏面から壁面の中を通り見えない下がり壁の裏に設置 軽井沢南ヶ丘パッシブハウスにエアコンが設置されました! えっ、今までなかったのと思われた方。実はそうなんです。昨今の軽井沢の夏の厳しい暑さもあり今年は6月にすでに30℃越えの日もありました。7,8月は森のカフェの営業準備のケーキ作りに毎日オーブンはフル稼働。open時にはトースターや湯沸かしポットがフル回転なこともありエアコン導入の決断(ちょっと大袈裟ですが)をしたという訳です。 もともとパッシブハウス認定の際にエアコン設置は想定済み(計算に入っています)。そのため基礎貫通部の配管や室内の空配管(ドレン管)も設置済でしたので住宅を建設してくださった工務店さんに依頼しスムーズに工事が完了しました。とはいえ事前に床下や天井裏の配管の確認もしっかり行いました。 今回工夫したことはエアコンのコンセントをあえて露出にしたことです。 もちろん正面に見えるのは美しくないので、ユーティリティースペースの入口裏の下がり壁にそっと設置。ここなら表からは見えません。エアコンもですがコンセントプレートも壁面の色に合わせることも忘れませんよ(笑)。なぜあえて露出させたかというと、雷がなって停電した際にエアコンなど家電にエラーが起きることがあるそうで、この時、他の家電と同じようにコンセントの抜き差しを行うことでエラーが解除するそうです。その行為をできるようにしておくためあえて隠蔽せず見えるところにコンセントを設置しました。こういう一工夫で何かある度に電気屋さんに来ていただく回数が減ることになります。(工務店さんに教わったのですが。。。汗) さて今月もレターにお付き合いくださいまして誠にありがとうございます。 来月またここでお会いしましょう!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  菊地宏子  GLOBE ARCHITECTS|有限会社グローブ https://www.globe-architects.com

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