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  • 執筆者の写真globe-architects

軽井沢の家⑪地鎮祭


<軽井沢の家>秋の晴れやかな青空の下、地鎮祭の日を迎えることが出来ました。

私にとっては、初めてづくしの軽井沢の家。

何と言ってもドイツ・パッシブハウス研究所のパッシブハウス認定基準の家づくりは、日本で本格的に始まったばかり。認定基準の家はまだ数えるほどしかない上に、軽井沢という寒さの厳しい土地での設計は本当に本当に難しい。。。

高断熱・高気密な家づくりは、家ごとまるごと断熱材でくるんでしまうイメージ。ただ、それだけでは美しい景色も見られなければ、冬の暖かな太陽の熱も受け取れない!

そこで、大きな窓を開けて眺めを良くして、さらに太陽の日差しをたっぷりといれるとなんと暖かく気持ちの良い空間〜。(冬の場合)

しかし、夏場は太陽の日差しでまともに室内の気温が上昇。こうなると、高断熱・高気密な家ほど、その暑さから逃れられず。。。。

と、言った具合に、夏(冷房負荷)と冬(暖房負荷)の兼ね合いを考えつつ一番ベストな状態に設計するのが、このパッシブハウス設計の一番のキモとなります。

さきほど断熱材で包むイメージと言いましたが、実際には窓も入口も換気口もあります。人が家で暮らすためには、室内空気が常に循環していなくてはなりませんものね〜。

窓をどうするか。どの向きにどのようなサイズがベストか。

玄関のドアは?換気はどうするの?

日本独特の湿度の問題は?

などなど、これまでインテリアデザインを中心としていた私には、わからないことてんこ盛りでしたが、各専門家の方の助言とご指導をいただきながら、この地鎮祭の日を迎えられました。

そしていよいよ工事着工。

これからが本当のスタートになります。

お気付きの方も多いと思いますが、今回の施主は家族(夫)。つまり自邸となります。

初めての建築設計となりますが、この素晴らしいパッシブハウスという主旨に賛同し、経験のない私に貴重な経験をする機会を与えてくれたことに本当に感謝しています。

これからは、プロジェクトの記録という意味も含め、なるべく多くの現場写真もブログに掲載していこうと思います。

よろしければ、ぜひ一緒にパッシブハウス作りを体験してください〜!

(下写真:帰り際、軽井沢駅からの見事な夕焼け)

globe

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